都会の薬剤師は緩和状態！？
薬を扱うエキスパートである薬剤師。
調剤薬局やドラッグストアー、製薬会社の研究機関など幅の広い分野で仕事ができる薬剤師ですが、都会と地方だと就職や転職にどう影響するのでしょうか。
一般的なイメージだと、地方よりも都会のほうが薬剤師の就職・転職に有利だと考えてしまいますが、実際問題どうなのでしょう。
答えを言うと、薬剤師の求人は都会よりも地方のほうが多いです。
理由としては、都会の薬剤師は飽和状態と言われるほど人が増えているのです。
だからといって、都会の薬剤師の仕事がないわけではありません。
薬剤師の資格を持っていて、仕事にありつけない。
そんな場面はあまりないでしょう。
ただし、どうしても●●の病気に効く薬の研究をするために企業の研究所で働きたい。
給料は●●以上で、交通が便利でないと……
このような条件が増えるにつれて競争相手も多くなるので、就職・転職は厳しくなります。
地方の薬剤師は、そういった条件を飲んでくれるところが多いです。
理由は、地方の薬剤師が抱える人手不足です。
薬剤師の転職サイトには待遇の良さやアットホーム感をだして人を集めようと必死になっています。
また、企業や国の工場や研究所の中には地方で建設されている人手不足のものがあります。
研究職を狙っている薬剤師の人は、そういったところを狙ってみるのも方法の1つです。
どんな条件でも飲んでくれる。
そういうわけにはいきませんが、あなたの希望する条件を提示してみるのもいいかもしれません。
地方の薬剤師は人手不足だからです。
都会であろうと、地方であろうと薬剤師としての責任は変わりません。
薬という普通の人が扱うことができない代物を薬剤師は提供するのです。
その人の健康を守るために、責任を持って仕事をする必要があります。